Esy®-Hookの使用方法

体位と支柱設置位置および方法

フック設置の位置は各レトラクター方向の延長線上

Esy®-Hookはフックによる単牽引機構のため他レトラクター把持製品(オクトパスやフレキシブルアーム)のようにレトラクターを把持し一体化する製品とは異なります。

よって、“牽引する方向へのフックの設置が非常に重要となります。”そのためにはベットレールへ設置する支柱の位置をレトラクター設置方向の延長線上にする必要があります。

各支柱の位置は執刀医が掛ける各レトラクター方向の延長線上

支柱はベットレールへ固定

通常使用はT字型

ベットレールの位置調整が難しい場合はL字、逆L字の設置も可能
高さに必要な場合には斜めも設置可能

ドレーピング後のワンウェイブロック付フック位置方法

Esy®-Hookワンウェイブロック付フックをドレーピング後の支柱突起部(3箇所選択可能)にドレープ上から注意しながら布鉗子で固定します。

ワンウェイブロック付フックの使用方法

Esy®-Hookワンウェイブロック付フックは牽引方向に押すとスムーズに動き、離すと自動的に反対方向への動きをロックするシステムとなっております。ロック解除はブルーの摘みを指で摘むとロック解除できます。

実際に使用する際は、
①レトラクターを骨に掛ける。
②レトラクター穴部分にフックを掛けてフックを牽引方向にスライドさせる。
③手を離すと自動的にロック
④レトラクターから外す時はレトラクターの穴からフックを乗り換えれば速やかに外せます。
またレトラクター再設置時のためにフックの位置を変更しなければ再設置がスムーズです。

なお、レトラクターの牽引力は状況によって術者が決定出来ます。

牽引方向ワンウェイスライドおよび自動的にロック

ロック解除(フリー)

Esy®-Hook in THA & BHA

MWJ Approach使用例(右股)

展開

臼蓋側

大腿骨側

ALS Approach使用例(右股)

健股側(前上方・前下方)

患股側(後上方)

ドレーピング前
ロングフック3箇所使用

ドレーピング後ロングフック3箇所使用

ALS Approach(Acetabular side)

健股側View(臼蓋前下方)

健股側View(臼蓋前上方・前下方)1フックFree

ALS Approach (Femoral side)

患股側View(大転子挙上・頸部後方・頸部内側
牽引力弱 ダブルフック安定法

健股側View(頸部後方・頸部内側
牽引力弱 ダブルフック安定法

HIPオプションの使用方法

穴無レトラクターの牽引
布鉗子との併用

距離延長 二爪鈎との併用

関節包牽引に使用(人工骨頭挿入術)
糸とコッヘルとの併用

Esy®-Hook in TKA

TKA使用例① (右膝PCL Retractor)

支柱設置位置は深屈曲ポジション

PCL Retractor
側方動性ダブルフック安定法(横方向スライド防止)

TKA使用例① (右膝PCL,Colateral Retractor)

PCL:ダブルスタンダードフック安定法
(横方向スライド防止)
外側:ロングフック使用

PCL:ダブルフック安定法(横方向スライド防止)
外側:ダブルフック安定法(横方向スライド防止)

TKA使用例②左膝

支柱設置位置は深屈曲ポジション
(上前腸骨棘やや近位)

ドレーピング後近位スタンダードフック2ケ使用

TKA使用例② (左膝 二爪鈎、PCL Colateral Retractor)

大腿骨前方軟部組織展開(2爪鈎牽引法)

PCL:ダブルフック安定法(横方向スライド防止)
外側:ダブルフック安定法(横方向スライド防止)

Esy®-Hookの使用上の注意事項

【使用上の注意】

1.警告
締結部の固定は必ず確認してください。ゆるんだ状態では機器が外れたり、動いたりして固定している手術器械が緩み、術野に支障をきたす恐れがあります。

2.重要な基本的注意
・本品のご使用前には必ず外観検査等の点検を行い、洗浄、滅菌を行うこと。
・取付が適切であり、正常に機能するか点検すること。
・本品を覆布の上からポストに固定する際には覆布が破れることがないよう十分注意すること。
・使用中にポストの調整をする場合は、固定力の維持、覆布の破れ等に注意すること。
・使用後は本品に損傷等がないことを確認すること。

3.不具合・有害事象
不具合
折損、破損、変形、分解、動作不良
有害事象
感染症、アレルギー、周囲等の神経障害、血管・神経損傷、骨折、その他合併症等。

4.過剰使用
・本品の使用に際し、意図しない使用方法の場合、応力による変形、折損の場合があり、正しく機能しなくなる。
・経年の度重なる使用による反復的な応力により、疲労を起こし破損に至ることがあるため、使用前に点検を行い、異常が見られたら使用しないこと。

【保管方法及び有効期間等】

保管方法
本品は高温・高湿・直射日光を避け、温度や湿度が極端に変化しない場所に保管すること。

【保守・点検に係る事項】

1.本品は日常点検及び使用前点検により正常に機能することを確認すること。汚れ、キズ、損傷等や異常が見られた場合には使用せず適切な処置を行うこと。

2.洗浄
(1)使用後は、早急に洗浄すること。
(2)強アルカリ、強酸性洗剤・消毒剤は器具を腐食させる恐れがあるので、使用を避けること。
(3)汚れの残存がある箇所には柔らかいブラシ、スポンジを 使い、入念に洗浄すること。
(4)洗浄に金属たわし、クレンザー(磨き粉)等の使用や過度の力による洗浄は器具の表面が損傷し、変形や機能低下の原因となるので使用しないこと。
(5)洗浄装置(超音波洗浄装置等)で洗浄する時には、他の 器具等と接触して損傷することがないよう取扱うこと。
(6)隙間部分に異物等の残存がないよう入念に洗浄すること。
(7)洗浄後はすぐに乾燥させること。

【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等】

製造販売業者
トゥルーシード株式会社
京都府京都市中京区宗林町98 英守ビル207
TEL 075-708-5275